本カツオは夏の終わり頃から10月の終わりまで楽しめる、近年玄界灘で人気のターゲットです。
黒潮に乗って回遊してくる魚で、いわゆる戻り鰹のシーズン。
この時、ナブラなどを狙って釣れるチャンスがやってきます。
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同じサイズならマグロを凌ぐパワーとスピード!
カツオはサイズが2kg~5kgと比較的オフショアのゲームフィッシュとして小さめですが、その引き、走りは強烈です。
弾丸のように丸い魚体は全てが赤身で、猛スピードで泳ぐことができる魚です。
仮に同じ5キロのマグロとカツオでは、カツオのほうがパワフルでスピードも速いと感じています。
ヒットすると、ジャーーーーーっとドラグを鳴らして走るのですが、その疾走は爽快で病みつきになるほど。
比較的ライトなタックルで狙いますので、より面白く感じます。
また、良い群れに出会えれば連続ヒットも狙え、数釣りを楽しめることもあります。
ドラグ設定は緩め。小さなルアーも投げれるようにしておきたい。
カツオの口はヒラマサなどの青物に比べて弱いため、ドラグを締めすぎると口切れでバラシてしまいます。
その為、4キロ前後とやや緩めに設定するのが無難ですが、あまりに走らせすぎると周囲とのおまつりにつながるので、なるべく早く取り込めるように頑張ってください。
また18cmくらいの大きなペンシルにヒットすることもありますが、基本的にはやや小さめのペンシルやジグミノーが有利です。
時には非常に小さなメタルジグを使用したり、小さめのクリアポッパーを使ったりもしますので、軽いルアーでも飛距離が出せるように、ライトなタックルにPE2-3号の細めのラインも用意しておきたいところです。
釣りたてのカツオは極上の食味
釣って楽しいカツオですが、戻り鰹の時期はその味も最高です。
釣りたてのカツオは臭みもなく、もちもちとした食感。
また時期的に大変脂が乗っているため、釣ったその日のカツオを食べたことがない人にとっては、カツオの概念を覆す味です。
食べ方としてはカツオのタタキが有名ですが、釣りたての場合は皮目だけを炙るだけで十分です。
じゅわーっと脂が引き出され、同時に身のもちもち感も堪能できます。
<サイズ>
2kg~5kg
<季節>
7月頃から10月末頃まで。秋が深まるほどに大きくなり、脂も乗ります。まれに11月、12月にも釣れます。
<推奨タックル/ジギング>
○リール→シマノ4000番~6000番
ダイワ3000番~4500番
○ロッド→30gから投げられるもの。※ライトなヒラマサキャスティングロッドでもOK
○ライン→PEライン2号~4号/リーダーナイロン40~80ポンド
○ドラグ設定→4kg前後
<レギュレーション>
特にありませんが、近年個体数が減少しております。
食べきれない分はリリースにご協力ください。